古いマザーボードでBIOSが認識しない大容量のIDEハードディスクを使用する
大容量IDEハードディスクを認識しない、
以前から使っていた古いマザーボードに、
80GBや120GBの大容量のハードディスクを
増設する方法です。
(ご注意)
このページをご利用になった結果の影響については、
一切責任を負いませんので、あらかじめご了承願います。
- ハードディスクを増設します
せっかく新しいハードディスクを買ってきたのに、
BIOSが80GBや120GBのIDEハードディスクを認識してくれなかったなんてことはありませんか?
パソコンを起動したものの、BIOSの画面で
接続しているIDEのドライブ一覧を表示しようとしたところで
ロックしてしまったとか‥‥。
これじゃ、せっかくの大容量のハードディスクが泣いてしまいます。
今日の心がけ:『泣くのはディスクじゃなくて買った本人』
でも、BIOSが認識しなくても、OSが認識すれば使えるかもしれません。
- BIOSの設定画面を起動します
パソコンによりますが、起動時に「DeleteキーやF2キーを押してください」、
なんて表示されるのではないかと思います。このなかに、
IDEのデバイスの設定画面があるはずです。ページは複数あると思いますので
すべてをさがしてください。
- 接続したデバイスをNONEにします
今回接続した大容量のハードディスクのところについて、
大概はもとからAUTOになっていると思います。ここをNONEにします。
設定後は、忘れずに変更内容を保存してください。
- PCを再起動します
先ほどのところで追加した大容量ハードディスクは
接続されていないことになったので、
起動時の画面に追加したディスクは一覧として出てきません。
それでも、先へ進まない、なんてことはなくなると思います。
- OS起動後ディスクがあるかを確認します
OSがWindows 2000なら、
マイコンピュータをマウスの右ボタンでクリックして、
管理メニューを選んでディスクの管理の画面を表示させてください。
きっと、追加したディスクは見えていると思います。
Linuxなら、fdisk /dev/hdb、fdisk /dev/hdcなどしてください。
大概、こちらも見えるはずです。
80GBや120GBのディスク、160GBのディスクでも同じようにして使えると思います。
- 大きなディスクを接続したにもかかわらず容量が128GBになってしまったら‥‥(Windows 2000の場合)
Windowsのサービスパックが最新でない場合は、
大容量ハードディスクの137GBを超えた容量が認識されません。
この場合は、
http://support.microsoft.com/kb/882350/ja
を試してみてください。
- それでも駄目なら‥‥
申し訳ありませんが、今のところは諦めるしか知りません。
なにかいい方法があったら是非教えてください。
いくつかのパソコンで、BIOSがディスクを認識しなくても、
OSがWindows 2000 Professionalや
Vine Linux 2.5で、120GBや160GBのIDEハードディスクを
データ用ドライブとして認識することを確認しています。
Windows MEでは、確認していません。
- 制限
この手順は、BIOSが認識しなくても
OSがディスクを認識することを利用しています。
このため、この方法では、追加した大容量のIDEハードディスクを
いわゆるC:ドライブにしたり、/bootにしたりするなど、
起動ドライブにすることはできません。
データ領域としてしか使用できません。
最低限、BIOSが認識できる小容量?
のハードディスクが1台以上必要です。
- 謝辞
この手順の活用にあたり、ご協力いただきました
M氏に感謝いたします。
shacho@critical.ne.jp
Last modified: Sat Sep 16 20:50:00 JST 2006