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What's 2001-06 [日記擬き2001年06月号]

6月1日(金)

• T氏が久しぶりに会社の同期での飲み会を企画してくれた。 仕事をそこそこに終わらせると、誘われるがままに出かけていった。 言ってみれば今回は、 自ら希望して本社を離れて営業所へ行く?氏への 壮行会のような感じであった。 今の仕事に見切りをつけて、FEになって 全く今までと別のことをやろうというその意志は、評価しない人も 中にはあろうけれども、私は立派なものであると感じる。 同期の中の少なからずが会社をやめ、また部署を変わっている。 一方で、何も変わらないままでいながら 相当の昇給しているところも多くある。 言われるがままに文句をたれながら仕事に追われているのでは なしに、個性のある仕事をいよいよ求められているのかもしれない。 本当のところは最も偉い人が何をどう求めているのかをよく理解できない。 泣かされてでもいいからはっきり聞いた方がいいのかもしれない。

6月2日(土)

• 出身大学の年に1度の同窓会があった。理事をしている私にとって 朝から京都まで出ていくことは昨日飲み過ぎたことも手伝って かなりの負担であった。それでも なんとか1日の行程を終わらせることができた。
• 大学の同窓会のホームページを立ち上げよう なる企画が始まってから久しい。 せっかくサーバまで立ち上げたものが、立ち上がった 状態のままですっかり止まってしまっている。 毎度の情報化委員長(←何故か私 ^^;) の無精が功を奏して、サーバなる受け皿だけを急いておいて、 実は内容のことはさっぱり考えていなかった。 いつまでもこのまま放置しておくわけにもいかず、 理工学部の卒業生らしいことを、何とかすすめていきたいと 結局理事会ではその話に終始した。同窓会も丁度始まってから 10周年になることもあり、この節目にホームページの内容を充実させて、 なんとか卒業生の間の足場にしていきたいといった内容であった。 すぐにこれといった案が次々浮かんでくれば苦労はない。 だかといって、何もしなければ一生涯 日の目を見ることなくこのまま終わってしまう。とりあえずは ここの日記擬きを書いたついでに、大学のページのほうも なにかそれらしいものをちょくちょく書いていきますから まずは見てくださいとそれだけ言って、 あとは気がつけば用意されたコーヒーを4杯も飲んでいた。
• 理事会のあとは校友大会(立食パーティー)があった。 おとなしくしているつもりではあったものの、先生や事務の人に ビールをすすめられると、やはり飲まないわけにはいかなかった。 折角高い入場料を支払っているのであるから、元手を 浮かしたいのはやまやまであった。それでも小さな胃袋の中に 一度にそんなに多くのものが入るわけがなく、すっかり満腹になった。 会場を一巡したが、知っている顔は少なかった。 それでもこちらが覚えていた顔が向こうに覚えてもらえていたことが うれしかった。 例年通り豪華賞品の当たるくじ引きがあったが、やはり今年も 何も当たらなかった。私のすぐ後ろで受付をしたY氏が 自転車か何かをもらっていた。 去年は去年でサーバを立ち上げてくれたS氏が掃除機をもらっていた。 あと一息というところで手が届かない。
• 大学の就職部からアンケートが来ていたのを、 自宅の引き出しに入れたまま すっかり忘れていたことを 就職部の人の顔を見てから思い出した。 向こうが酔っていたためか少し睨まれたような気がした。 思わず、そう言えば会社の悪口書いて送るの忘れてましたね と半ば冗談で言うと、 いつでもいいから送ってくださいと今度は笑いながら言われた。

6月3日(日)

• 寮へ戻る途中、和歌山市駅からのバスの中でM氏と出会った。 ついつい今回周りほど昇給していなかったことをこぼしていると、 昇給しているだけいいじゃないですかと言われた。 バスを降りてから畑の間の小径を歩くと、 気をつけて見れば黄色い灯りが ふわりふわりとついたり消えたりしていた。 決して密集していたわけではないが、 先日言われた通りに 多くのホタルが思い思いに光を放っていた。 黄色の光よりも目の前の街灯のほうが明るかったので やはり写真を撮るのは難しいですねと答えると、 今度は山中渓かどこか もっといいところへ見に行きたいですねと言われた。 仕事に追われて汚れてしまった気持ちが洗われる。

6月4日(月)

• E氏やW氏に嫌われているのか全然昇給していなかったことを 寮のN氏にこぼした。そんなもんだよと諭された。 あとから帰ってきたY氏に、 まだ先週の続きをやっているんですかと言われた。 そのあと すすめられるがままにビールをお腹の中へ流し込んだ。
• 先週首都で日頃作製している機械のショーがあった。 出席していた偉い人に、今後のアイディアとその展開が大切だから 何でもいいから案を出すようにと言われた。日頃から温めていた案を、 皮肉をたっぷり込めて文書で提案した。 ますます出世から遠のいたような気がする。 それはそれで構わない。不器用な私ならではのやり方だと思うし、 納得のいく方法でなければ あとで必ず後悔するから。

6月5日(火)

• 会社は創立50周年になり、定時をまわってから記念式典があった。 ふつうこんなものは朝からやりそうなものではあるが、 わざわざお金の出ない時間に社員全員を集めるところが いかにもウチの会社らしい。それでわざわざ体育館まで出かけていって 偉い人のありがたいお話を聞いたわけであるが、どうもスピーカーの具合がわるくて 一体何を言っていたのか全く聞き取ることはできなかった。 立ったままであったからか、そのうちに肩やら背筋が痛み出した。 以前にはなかったことで、かなり体の負担になっているらしい。 いよいよそのうち今度は眠くなってきて、立ったままでうつらうつらとしていた。 せめて吊り革でもあればいいのにと感じたのは、まさか私1人だけではないだろう。

6月6日(水)

• N氏が青い顔をして相談を持ちかけてきた。 間違えてサーバからプログラム・ソースを 消してしまったらしい。こうやれば復元できますよと 削除履歴に残っていたファイルを幾つか復元させて見せた。 N氏は消してしまったファイルを同じようにして復元させて、 一件落着した。
  ‥‥はずだったのだが、あとからコンパイルが通らないと 別の部署から苦情の電話がかかってきた。最初に私が 復元させてはいけないファイルを間違って復元していたのが 原因だった。
• Y氏にソフトの質問を受けた。一部削除したら直りますと その場で指をさして見せた。ここですかとマウスでなぞって 選択させたので、その通りですと私はそばにあったキーボードの Deleteキーを押した。途端にY氏は凍って青くなった。 私がDeleteキーを押したのは、別のパソコンのキーボードであった。
• 社内を移動するときに、M氏に助手席に乗せてもらった。 車を降りてドアを閉めた瞬間、すっと窓が開いた。
  「あ。」
  窓ガラスを支えていたワイヤを切ってしまったらしい。 外は雨が降っている。どうしよう。

6月7日(木)

• ゴミを捨てようと ゴミ箱から袋ごとその中味を取り出そうとした。 中に捨てられていた写真用補充液の容器から 色の付いた液体がこぼれていたところまではよかったのだが、 肝心のそのゴミ袋がやぶれていた。そこら中に色の付いた液体を つけてしまって、あとから掃除するのに難儀した。 洗剤で手が荒れてしまって仕方がない。
• 定時をまわってから、隣の部署の試作室へ バグを直しにいった。それがそのまま捕まって 22時まで缶詰になった。殆どの作業はM氏とM氏にすっかり任せて、 殆ど私は窓際であった。 ソフト開発の技術者として向いていないのだろうか。

6月8日(金)

• 仕事を終わらせたあと、課で新人の歓迎会があった。 駅前で、食べ食べしゃぶ放題を突いた。 少量のビールを少しずつお腹へ流した。 なぜかはよくわからないが 今日はあまり多くを飲む気にはならなかった。 そこそこに切り上げると、I氏の車で寮へ戻った。

6月9日(土)

• S氏の結婚式の2次会によばれて夕方から和歌浦のほうへ出かけた。 会場へは予定の1時間ほど前に到着した。特にすることもなしに、 ひとりすぐ近くにあった神社で時間をつぶした。 時間は18時近くになっていたが、まだまだ外は明るかった。
• 2次会へは思ったほど多くの人はきていなかった。 S氏はもともと和歌山ではなかったからか、 来ていた殆どが会社の人であった。 同じテーブルに座った4人も、いつもの顔ぶれであった。 それほど多くを話すこともなく、ビールを飲んでいた。 穏やかな時間が流れていたような気がする。 決して頼まれたわけではなかったが、いつの間にか6本のフィルムを 消費した。うまく撮れているか、それだけが心配。
• 会が終わると殆ど9時になっていたが、 そのまま皆が3次会へ行く雰囲気であった。この頃には すっかり飲んでいい気分になって、M氏の車で次の会場へと向かった。 1時頃まで、ワインなどを口にしながら 近くに座った人とこれといって内容のないことを 飽きずにいつまでも話していた。

6月10日(日)

• いつもは昼まで寝ているところであるが、さすがに昨日飲み過ぎて お腹の調子もよくなかったのでこれ以上は眠れなかった。 10時頃には起きて大学の同窓会ホームページを整備する準備などをしていた。 そんなことをしているうちに、いつの間にか日は西に傾いていた。

6月11日(月)

• M氏の日記を眺めると、「今年の新人2人は酒が弱いようだ。 うーん、酔っ払いおやぢのおもちゃにされなければ良いのだが...?」 と書かれていた。これを読んで、まさか私が酔っ払いおやぢの グループに属していないことを祈ってしまう。 何も言われていないうちから祈ってしまうから悲しい。
• さらに日記を読み進むと、 先週私がこわした車の記事が 書かれていた。※\11,600-もかかったらしい。 いくら請求されるのだろうと思うと悲しい。
• Y氏からは「また、飲んでるんですかぁ? 体、壊しますよ」。なるメールが来ていた。 それだけの内容をご意見ところに書いて「送信」を押したのが、 正しく送信できなかったからわざわざ書き直したというコメントまでついていた。 そんなに飲んだつもりはない。殊に先週末はであった。 日曜日は一滴も飲んでいなかったから いよいよ悲しい。
• 会社から帰りがけに、戸締まりのためにいったん電動式のブラインドを上げた。 が、そのうちの1枚が動かなくなってしまっていることに気がついた。 昼間はきちんと動いていたはずなのだが どうやら壊してしまったらしい。 あしたK氏に何か言われるのかと考えると悲しい。
• S氏から「最近、日記というより、 ものすごくリアルな連続小説みたいになってきてる!」 なるメールが来ていた。 「小説家に転職されてみてはいかが? 売れるかも!」 と、添えられていた。とてもそのような 食べていけるだけの文章を書けるとは到底思わない。 事実が小説より奇だからだけに成り立っているような気がするから悲しい。

6月12日(火)

• このあと数週間のあいだ、いくつかの大きな仕事が控えているが、 取りあえず今の仕事は一段落した。 こんなときこそ早く帰りたいが、 ヨーロッパからソフト不具合のメールが飛んできた。 内容はたいしたわけでもないのだが、英語に不慣れなことと 時差があることで、結局帰るのが遅くなってしまう。

6月13日(水)

• 帰りがけに、開発用の機械の補充用のパッケージを交換した。 しばらく経つとなぜか中味の液体漏れだして床が濡れていた。 何かいけないことをしたかと思い丁寧にセットしなおしたが、 やはり結果は同じであった。不審に思ってパッケージのケースを 開けてみると、中に小さな穴があいていた。不良品。 掃除に30分以上かかった。
• 2日前に つらつらと自身のことを嘆く? 記事を書いたところ、Y氏から こんなところを 紹介された。しかし、恥ずかしくて 末代まで残せるような代物だとはとても思わない（汗）。
• 土曜日に撮った写真が まだできていないかと、M氏から催促された。 決してうまく撮れたとは言えないが、それでも みんな写真を楽しみにしていた様子であった、 当のS氏よりも、乾杯の音頭をとったM氏のほうが 余っ程その内容を楽しみにしているように見えたのが滑稽であった。

6月14日(木)

• 朝、気がついてみると8時10分であった。 順調に眠りが深くなっているのが気になる。 2日前にはM氏から、私のことをしきりに顔色がわるいと言われた。 環境に大きな変化があったとも思わないし、 理由はよくわからない。
• 同じグループに今年入った新人氏が配属されることになった。 しかも、2人も。 明日から、早速社内で開発している機械を使うことに 慣れてもらうために、1日のうち午前中の数時間、 機械を使いながら面倒を見てほしいと言われた。 毎年失敗に終わっているが、今年こそは
• 試作室でたまたまそこにあった写真を見せられて、 ここはどこだと思いますかと聞かれた。 丁度写真には列車の影とバス停が写っていたので、 きっと桂か嵐山ではないですかといい加減に答えた。 何のことはない。何を隠そう こう見えても生まれは京都である。 しかし、どうやらその手の趣味があるのではないかと すっかり間違えられてしまった。大学の同窓会企画に 自前でこんなページまでつくっているから なおのことかもしれない。

6月15日(金)

• 開発中のソフトが突然動かなくなってしまった。 多人数で開発をしていると、どこがどうおかしくなって わけがわからなくなってしまうのか、 それを特定するだけでも難しい。 先輩らと一緒に原因を探っているうちにすっかり夜も遅くなった。 一時はどうなるかと思ったが、 何とか問題を特定してなおすことができた。
• 夜のうちに自宅に戻るつもりであったが、 既に終電は出たあとだった。 寮に戻ると、非常用に置いていた食料に コンビニエンス・ストアでちょっとしたものを買い足して、 夜はそこそこにして寝ることにした。今日は休肝日になった。
• 深夜になってふとテレビをつけると、 ヨーロッパの高速鉄道のことが流れていた。 テレビにうつっているのであるから、ある程度 綺麗なところは選んでいるとは思うのであるが、 それにしても見ていて飽きない風景であった。 いつか、一度は訪れてみたいと願うのである。 一方、そんなときに 今日もヨーロッパから問題点のメールが来ていたことを 思い出した。どうしても頭の中で テレビの中の映像と仕事の中味とが結びつかない。

6月16日(土)

• 起きると既に昼前になっていた。 昼からなんばへ出て 日本橋周辺を特にあてもなく歩いた。 そうこうしているうち夕方になっていた。
• さらに梅田へ出てから毎月恒例? で血をとってもらった。 問診のときにでお医者さんから、まぁわざわざ遠いところからと言われた。 とっさに家へ帰る通り道ですからと答えると、にこにこしながら それはありがとうといわれた。血をとるときに、看護婦さんは 伝票を見るなり「私より軽い‥‥（汗）」と ショックを受けていた様子であった。 それならこちらも困っているので少しもらいますと言ったら、 今度は腕を見て「血管が太い‥‥（汗）」とまた困った顔をされた。 どちらにしても注射は苦手なんですと答えたら いよいよ動揺を隠しきれない様子であった。
• 紙コップのジュースを飲んだときに、占いか何かのようなものが 書かれていた。今日の運勢などと書かれていて、5種類ほどの項目が 5段階で書かれていた。しかし、大概は1または2であった。 血をとる前、とっているあいだ、とったあと、 3回別の紙コップを見たが どれにも大したことは書かれていなかった。 飲んだあとにくず入れにコップを捨てると、 同じものが幾つも捨てられていた。 その何れにもいいことが書かれていた。 なぜかはわからない。

6月17日(日)

• 起きると昼をまわっていた。 髪を切ろうかと思ったが、そのうちに夕方になって せわしなくなったので、結局そのままにしておいた。 庭先に出ると、梅の甘い匂いがした。 多くはすっかり赤くなって地面の上に落ちていた。 何とか木に残っていたものを買い物袋に集めたら、 それでも何とか5〜6杯になった。 相変わらず剪定をしていないので 脚立に登ったところで手が届かないものはやはり届かない。 今年の冬こそはと毎年思うのだが、 もったいなくてなかなか切り落とせない。

6月18日(月)

• 相変わらず先週の続きで海外子会社の問題点の対応に追われた。 何とか中学生の英作文をつくってはW氏に添削してもらうのであるが、 書く度に笑われてしまう。もう少し何とかしたいと思うのであるが なにぶん勉強不足で追いつかない。
• 会社を出たときにはまだ雨は降っていなかったが、 道をあるいているうちにだんだん強くなった。 あえて傘はささなかったが、寮に着いたときには すっかり濡れてしまった。 蛙を入れた鍋に火を入れて そのままゆっくり放置しておくと、 蛙本人が火が入っていることに気づかずに そのまま茹で上がってしまうという話を聞いたことがある。 本当だろうか。

6月19日(火)

• 朝からずいぶんと蒸し暑いと思っていたら 夕方にはいよいよ雨が降り出して、 寮に戻ったときはすっかり雨に濡れてしまった。 いつもと変わらずにビールの栓を抜いたのが、 とくに外が蒸し暑いせいもあってか 普段よりも格別においしいような気がした。 明日こそは会社へ水筒を持参しようかと常々思う。 埃をかぶった水筒を取り出して 説明書を読んだ。しかし、無情にも ドライアイス・炭酸飲料は絶対に入れないでくださいと 冷たく書かれてあった。 会社で真面目に仕事をしている建て前がある以上は、 炭酸飲料の入る水筒の需要があってもおかしくない。 いや、おかしくないと信じる。

6月20日(水)

• 会社で普段から世話になっていた外注氏が 交通事故で亡くなった。 急なことで、驚きと悲しみを隠すことができなかった。 数年前には、私が入社する以前から 課に来ていたパート氏が交通事故で亡くなったばかりである。 高校時分に弟が車に跳ねられて強く頭を打ったことがあった。 一時はどうなるかとずいぶん心配した。 見舞いに行ってその姿を見ることが怖くて、 じっと家にいたことを憶えている。 今になっても自動車を運転しないひとつの大きな理由である。 1年間で交通事故で亡くなった人は10,000人を越えている。 割合でいえば10,000人に1人であり、 万が一ということばがそのまま当てはまる。 この数字をどう解釈するかは人それぞれであろうが、 これを人生50年で考えると200が1ということになり いよいよ他人事ですまされない現実の数字になってくる。 年度末になれば税金が道路の整備に使われることは多いが、 本当に事故を減らすための工事になっているかどうかには 甚だ疑問を感じている。 政治をしている人はこの数字をどう受けとめているだろうか。

6月21日(木)

• アフリカで今世紀初の皆既日食があった。 写真ではすっかり馴染みになっているものの、 それにしても不思議な光景である。 1985年ごろに東南アジアで20世紀最大とも言われた 皆既日食があったときに、テレビにしがみついて その中継の始終を見ていたことを鮮明に覚えている。 次に日本で皆既日食があるのは2009年らしい。 37歳になったときなど当時はとんでもないほど 先の話だと考えていたが、気がつけばあと8年になった。 時間が経つのははやいものである。

6月22日(金)

• ここのところずっとたまっていた仕事の底が ようやく見えてきた。来週くらいからは 多少は身軽になるかと思っていた。 それが、突然重たい仕事が3つも降ってきて、 1月先まで仕事でいっぱいになってしまった。 なかなか思うようにはいかないものである。 来週から新しい地獄が始まる。 それでも、仕事がないよりはマシなのかもしれない。

6月23日(土)

• 家族から自宅の電話にはどうもノイズが多く入るから 何とかしてほしいと言われた。 しばらく前に電話機を交換してから いよいよ具合がよくないらしい。 数年前FAXをつけたときに、それを母屋の一室に置くために 家中電話線を引きずり回したことがあった。 それがよくなかったのかもしれない。 試行錯誤しながらも、線を交換するなどの処置をしたら だいぶよくなった。結果よければ何の問題もないのではあるが、 結局何がわるかったのかはよくわからなかった。

6月24日(日)

• 街中を自転車で走っていたら、急に後輪の空気が抜けてしまった。 何か踏んでしまったらしい。 鏡か何かの欠片が車輪にくっついたままになっていたのを見つけた。 運がわるい。
• いったん自宅へ戻って自転車を修理したあと、 気を取り直して国道の電器店へ買い物へ出かけた。 気に入った小物を買い物かごへ入れているうちに、 結構な数になった。こんな買い物もたまにはおもしろい。

6月25日(月)

• 朝起きたら体中汗だらけであった。 ずいぶんと暑い夜であった。 これからいよいよ暑い季節になり、 体力も消耗する。今日は会社は やっと朝からクーラーを入れてくれた。 不快指数が80を越えているような職場で、 クーラーなしではやっていけない。

6月26日(火)

• 今まで足を踏みれたことすらなかった 未踏の慣れないソフト修正が始まった。 ずいぶんと体力を消耗する。 1日机の前でパソコンに向かっているだけなのに、 なぜ体力までをも使ってしまうかは疑問である。 M氏にパチンコか何かで貰ってきたチョコレートを 分けてもらった。 もう一頑張りしてから帰ろうと思った。

6月27日(水)

• 昨夜寮の自動販売機で缶ビールを買ったら、 それが最後ですべて売り切れになった。 あとから現れる人の視線が何となく冷たい。 管理人に酒屋へ電話しておいてほしいとお願いしておいたら、 今日はすっかり補充されていた。 ほっとしたついでにまた今夜も缶ビールを飲んでしまう。
• 珍しいことに昨日今日とメールが1通もきていなかった。 いつもMLではあるけれども幾つかのメールがきている。 いざ、メールボックスを開けて1通も入っていないのは 何となく寂しい。みんな忙しくしているのかもしれない。
• 給与明細を開けると住民税の請求書が入っていた。 これだけたくさんとられては碌に生活もできない。 税金は本当にお金に困っている人のために使ってほしい。 街頭で募金をやっている光景はよく見かける。 少なくともお金をまわすべきところにまわっていないから この暑い中を大きな声でお金を集めなければならない 羽目になってしまうと考えてしまう。

6月28日(木)

• 慣れないソフト修正第1弾のトンネルの出口が ようやく見えてきた。 疲れるばかりでなく眠くなのが困る。 最近寮の廊下に目覚ましの音が聞こえないのではないかと S氏から言われた。とくに最近 目覚ましを手荒に扱っているから 嫌われているのかもしれない。 目覚ましのおかげで真面目に毎日会社へ行っていることを すっかり忘れている。目覚まし様々である。
• Y氏のホームページの表紙に 「時に純真さは人を傷つける」 なる文字列が飾られていた。 なぜか自身のことを言われているような気がした。 純真なことはいいことだと信じているが、 時にはそんな自身のことを厭に感じることがある。 そんな心の奥底が この言い回しを自身に投影してしまったようだ。
• なぜか昨日はメールがきていなかった ことをここに書いた。今日は早速「寂しがりですね」などとメールがきていた。 そのうち1通には今の文体は却って気に入らないから 4月号以前の内容に戻してほしいといったことが書き添えられていた。 7月号は社長星人節丸出しのつれづれなるままに でいこうかと少し迷ってしまう。 会社でモノをつくっていると、うるさいほど機能を旧機種にあわせるようにと 言われる。何となく少しわかるような気がする。

6月29日(金)

• 仕事を終わらせたあと、近くへ焼き肉を食べにいった。 H氏、K氏、M氏、W氏といっしょであった。 どういう理由でこのメンバーになったのかはよくわからない。 ビールはよく冷えていておいしかった。
• M氏がJRの駅まで送ってくれるといってくれた。 甘えてそのまま自宅へ戻ることにした。 キタへ出るまでは いつも横向きにしか座ったことがなかったが、 久しぶりに前を向いて座っていい気分だった。 列車は大阪直通だったが、 ついついいつもの貧乏性が出てしまって 天王寺で降りて切符を買い直してしまう。

6月30日(土)

• なぜか朝方まで頭痛がしてなかなか眠れなかった。 昨夜ビールを飲んだあと、 碌に水も飲まないで駅で階段を走ったりしたのが よくなかったかもしれない。
• 午後になって、 自宅のこわれたステレオの代替品を捜すために 近くの電器店を自転車でまわった。 南摂津駅前のWデンキには 郊外の電器店ではなかなか見られなくなった 大きなアンプやスピーカーが置かれている。 最近になっては 小さなものでもいいものはたくさんあるし、 わざわざ大きくて重くて高いものに興味を示す人は少ない。 ただ、そんな中でも交換用のカートリッジが置かれていたり、 T社のスピーカーが並べられているのを見たりすると、 マニアでなくてもやはりうれしかった。